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診療内容について

甲状腺の検査とフローチャート

中高年女性に多く見られる病気です。個人でキチンと診断されていない場合も多く、自律神経失調症・更年期障害・産後うつ病等と間違えられている場合もあり、病気に気づいていない人も多いと言われています。甲状腺の病気のセルフチェックで症状を確認してみましょう。

検査

(1)甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモン量測定血液中の甲状腺ホルモン量測定
甲状腺機能亢進症/甲状腺機能低下症が有る無し、甲状腺機能が正常か判断します。甲状腺ホルモン量測定は、FT4(フリーサイロキシン)、FT3(フリートリヨードサイロニン)等の血中濃度を測定。

甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモン濃度が、それぞれ高値になっています。甲状機能低下症では、甲状腺ホルモン濃度が、それぞれ低値になっています。

TSH(甲状腺刺激ホルモン)と甲状腺ホルモンは相互作用し合い、ホルモン分泌の調節しています。
TSHは甲状腺ホルモンが少なくなり過ぎると多くなり、甲状腺ホルモンが多くなり過ぎると反対に少なくなります。

(2)抗甲状腺抗体

バセドウ病や橋本病は自己免疫疾患です。
血液中に抗甲状腺抗体が検出されます。

抗甲状腺抗体は血液検査で診断の参考にします。
(1)TRAb(抗TSH受容抗体)
(2)TgAb(抗サイログロブリン抗体)
(3)TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)

(3)その他の検査

その他の検査甲状腺癌診断の為に行うもの。
エコー(甲状腺超音波)・シンチブラフィー・CT・MRI等で行います。

甲状腺の形・大きさ、内部の腫瘍の有無を確める為に行うもの。
細胞診(注射針で少量の甲状腺細胞を吸引し検査診断)

 正常値甲状腺機能亢進症甲状腺機能低下症
TSH(甲状腺刺激ホルモン) 0.3〜4.0μU/ml
FT3
(フリートヨードサイロニン)
2.5〜4.3pg/ml
FT4(フリーサイロキシン) 1.0〜1.8ng/dl
TRAb(抗TSH受容体) 10%以下 バセドウ病で陽性 原発性甲状腺機能低下症で陽性
TgAb
(抗サイログロブリン抗体)
0.3U/ml未満 バセドウ病で陽性 橋本病で陽性
TPOAb
(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)
0.3U/ml未満 バセドウ病で陽性 橋本病で陽性
検査のフローチャート